H29年度総会決定事項

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H29年度事業方針・予算を承認

平成29年度総会が5月14日(日)金沢市西部環境エネルギーセンターにて開催されました。
28年度事業報告、28年度活動決算書・貸借対照表・財産目録、監査報告が行われました。
29年度事業計画(案)、29年度活動予算(案)の提案がありました。
その後、大沢会長が再任され、同時に理事の欠員補充1名の説明がありました。
何れも採択され、その後、長谷川琢士氏の講演「私のNGO活動、共存の道」があり、閉幕いたしました。

新理事に1氏選出

長谷川琢士氏が選任されました。


平成28年度活動報告

1 事業の成果

平成28年度において、小淵基金助成事業の中国内モンゴル自治区アラシャン盟生態防護林整備事業「砂漠防止の植林、湖北省ケンネイ市通城県生態防護林整備事業(表土流失防止の植林)が実施された。また、金沢市日中友好協会に協力し小淵基金助成の寧夏回族自治区中衛市砂漠化防止事業を新規に申請し実施が行われた。特に、中国アラシャン地域における砂漠化防止及び環境教育活動が持続的な発展を続けられ、中国全土に影響力の大きい民間生態保護事業のモデルとされている。エチオピア事業では、エチオピア反政府勢力が暴動をお越し、エチオピア政府が非常事態宣言を発令した事により、9月に現地駐在した、長期派遣員の水口氏が危険回避の為11月帰国しました。事業の今後を鑑み、JICA北陸と協議した結果、非常事態宣言が解除され、日本外務省及びJICA本部が安全を確認し、現地にて安全に活動できる事が担保されるまで、中断すると確認しました。

日本国内においては、4月より森林公園整備事業に入り5月から下刈り、5月末には石川県損害保険代理店協会の皆様と下刈りを行いました。その後下刈り、伐木、間伐を行い、10月には同協会の親子と植樹を行ないました。さらに国土緑化推進機構支援、生物多様性復元事業の、池周辺に土留めの杭を打ち、植樹も実施されました。12月には、当会整備地を石川県委託者がCO2吸収量算定の測量を行い、石川県知事から7,7tの吸収量が認証された。

2 事業の実施に関する事項

【中国における活動内容】

●小淵基金阿拉善事業

・新規に60ha、111,000本の潅木、(花棒、ザグ、砂ようなつめ)を植栽し、活着率が85%以上に達成した。

・21,600本の潅木のポット苗木の育苗が行われた。

●小淵基金湖北省事業

・20ha、36,800本のツバキ、アカマツとスギが植栽された。

【エチオピアにおける活動内容】

2016年2月より長期派遣員の水口氏が、現地でカウンターパートナーSEDAと溜池や事務所の賃貸、会計係、プロジェクトマネージャの選任、役所への申請書ら多岐に渡り活動した。帰国後、SEDAとの関係が解決せず、当会関係者及びSEDAとJICAエチオピア事務所、JICA北陸で電話会談をしたが、理解が得られず関係を解消した。その後9月に水口長期派遣員が渡航し、アドバイザーのレイクンと活動しましたが、エチオピア反政府勢力の暴動の為、危険を回避する為11月に帰国した。

【日本国内活動】

4月、隔月に理事会を開催

4月、砂漠通信、4月春号、7月夏、10月秋、1月冬号の発行をした。

4月より、石川県森林公園整備を毎週月、木を定例日とし、下刈り、伐木、間伐、植栽を行った。昨年より30人近く多くの参加を戴き、CO₂削減に於いても7,7tの石川県知事の認証を得た。

4月、かほくロータリークラブ依り15,000の支援を受けた。

5月、平成28年度総会

6月、金沢市国際交流協会主催、国際交流祭りにブース出展し普及啓発した、

7月、石川県環境フェア参加、ブース出展し普及啓発した、

10月、県多文化共生フェア参加、ブース出展し普及啓発した

10月、石川県損害保険代理店協会とウラジロカシ、モミジを植林した。

●石川県知事と県有林に於ける森づくり協定書を平成33年3月31日までと締結した

●石川県環境ISO認証取得

●石川県企業の森づくりに参加

●石川県CO2認証事業に参加県より50,000円の助成金を受けた。

●同こども森の恵み推進事業に参加、補助金¥97,000決定

●同ポイント制度に参加、参加者に「県よりエコチケットが配布された」

11月、2度目の国土緑化推進機構から生物多様性復元事業¥48万円の支援が決定され。池の周りに土留めの杭打ち、水路整備、桂、山法師を植林した。

12月、金沢市ボランティア大学に於いて国際交流や砂漠緑化について講演した。

2月、損害保険協会から支援金¥10万円が贈呈された。

2月、講演会、講師、県立大学名誉教授/NPO法人日中資源開発理事長長谷川和久氏

 


平成29年度事業計画(案)

1 事業実施の方針

NPO法人世界の砂漠を緑で包む会は、設立して以来に国際的なNGO団体として砂漠化防止、森林保全、海岸防護などの生態保護活動に取り組んできた。特に、アラシャン地域の植林事業は国内外に認められ評価され、各種生態環境保全事業のモデルともなっている。平成29年度において、継続的に中国における小淵基金事業とエチオピアのJICA草の根技術協力事業を進めていく。また、金沢日中友好協会を始め国内外の団体とも連携ネットワークを構築し、自然保護分野における人的交流活動の開催、自然体験と環境教育分野における技術交流を重点的に取り組む予定である。国内では森林整備活動を推進しながら、事業全体の情報公開の徹底、計画的な宣伝広報活動の実施及び事業マネジメント能力の向上を重視し、より広範囲の生態環境保護活動に寄与する。

2 事業の実施に関する事項

【中国における活動内】

●小淵基金阿拉善事業

・新規に40ha、72,000本の潅木と高木を植栽する。

・新しい技術を利用して14,400本のポット苗木を生産する。

●小淵基金湖北省事業

・20ha、36,800本のツバキ、アカマツとスギを植栽する。

●その他

・金沢日中友好協会と連携して、中国寧夏回族自治区中衛市における小淵基金事業に協力し、共同のボランティア植林を行う予定。

【エチオピアにおける活動内容】

●JICA事業

エチオピア反政府勢力の暴動の危険性が無くなるのを、日本政府が確認し渡航許可がでてからの活動になる。

【日本国内活動】

●森林整備活動

・昨年に引き続き下刈り、伐木、植栽等の作業を行う。国土緑化推進機構へ3年目の事業申請を行う。

・石川県環境ISO

・こども森の恵み推進事業に参加

・CO2削減事業に参加

・ポイント制度の参加

●現地派遣活動

・2017年5月に金沢日中友好協会と共同でボランティア植林活動を行う。

●宣伝広報活動

・四半期の通信の発行:年4回

・ホームページの更新:年5回

・市民セミナーの開催:30年2月講演会開催、金沢市ボランティア大学での講演

・各種イベントの参加:金沢市国際交流祭り。石川県環境フェア、多文化共生フェア

・総会

・隔月の理事会

 

29年度活動会計予算

▶平成29年度活動計算書

▶平成29年度貸借対照表